重い障害や病を抱えて生きる、
ぶなの森のなかまたち。
たとえ今は、手厚く守ることができても、
親が高齢となり、家族の介助なく
生きていかなければならない日が、
必ずやってきます。
私たちがめざしているのは、住み慣れたところで、
彼らが彼ららしく、
ごく「普通」に暮らし続けていける地域づくり。
障害者を、真に理解する人がもっと増えたなら、
地域の中で、彼らが人としての尊厳を持って
輝いていけたなら、
すべての人にとって、
本当の意味での豊かな社会になる。
この決意とともに、
私たちの挑戦はこれからも続きます。
そして、精一杯に命を輝かせながら、
生きることの原点を示し続けてくれる彼らこそ、
糸賀一雄氏の言う"世の光"に他なりません。
常務理事中井香代子