なかまたちの社会参加への「道筋」を
創っていくために。
保護者、関係者、近隣のお店や学校など
地域のみなさまの支援が、
ぶなの森の力です。
重度障害者の
地域生活を支える会
ぶなの家
前述の社会福祉法人ぶなの森の沿革の中に述べられてきたこの会は、1987年に結成された重い障害の子を持つ親達を中心とする任意団体です。(1997年に現在の名称に改名)。会員は、障害者の親を中心に職員有志・福祉関係者などで構成している約30名です。
学識経験者の方々の支援も得て卒業後の子ども達にどんな処遇が必要なのかという自分たちの学習活動に勤しむ傍ら、会報発行などの情報発信活動や制度要求運動にも努めてきました。名古屋市に訴えて、なかまの子ども達が卒業する年度までには、5名の重心・重複障害者が授産作業でなく療育・日常生活学習を取り組む通所施設に10名の小規模作業所と同額の支援をいただける"重症心身障害児小規模通所援護事業補助金"を新設してもらうことができました。そうして、第1号施設「ぶなの家」を自分たちの資金で建てたプレハブで開所しました。
会は、発足当初から厳しい資金作り活動を続け、12年間の小規模施設運営を続ける中、5名規模の施設を3か所に増やして、その間、概ね32坪ほどの施設を3棟自力で建築しました。常時不足する職員の人件費の補填を行いつづけるかたわら、念願の社会福祉法人格取得のため募金活動を2年間行い、細口の土地取得を果たしました。そして2005年に日本財団の施設整備資金助成が決定し、社会福祉法人ぶなの森を生み出す全ての準備を整えることができました。
2006年4月に「社会福祉法人ぶなの森」が認可基準に新築した「ぶなの家」を整備し、3か所の小規模施設の利用者全員を受け入れました。
こうして、「重度障害者の地域生活を支える会ぶなの家」は"日中活動施設を運営するという仕事"を卒業することになったのです。
しかしながら、重度障害者の地域生活を支える仕事には終わりがありません。法人認承後は「社会福祉法人ぶなの森」の後援会としての役割を担いつつ、ホームづくりの資金援助、地域参加活動の支援を進めるための助成など、資金作りの目的は多岐にわたります。
また、親亡きあとも地域で安心して暮らし続けられるよう、例えば障害基礎年金をせめて生活保護費の水準まで増額してもらうなど、制度を良くしていくために求められる運動を担うことも大切な仕事です。
現在、重度障害者の地域生活を支える会ぶなの家が手掛けている主な活動は、以下の3事業です。
これらの活動の様子はTOPのイベント情報からアプローチできますのでご覧ください。
ぶなの家を支援する
[いずみ会]
「重度障害者の地域生活を支える会ぶなの家」を後援する賛助団体です。 会員の方々は、単年度の年会費による資金援助をして下さっています。[いずみ]の購読者でもありぶなの森の大切な理解者です。年度によって異なりますが100~250名の会員さんがおられます。いつでも会員募集をしております。
入会して下さる方は郵便振替口座名[いずみ会]、口座番号 00890-8-17183宛、お名前、ご住所、口数、電話番号を記入してご送金ください。年会費は、1口1,000円となっており、何口でも結構です。次年度継続するかどうかはご自由です。どうぞご入会下さるようお待ちしております。